ヘアカラー
そもそもヘアカラーがどんなメカニズムでなされているのか?というお話。
カラーは 《アンダーティント》+《染料》+《光》の組み合わせでなりたっています。
例えば、《アンダーティント》細かくお話すると、要は今現在の髪の毛の色ということです。
地毛のままであれば、僕たち日本人は髪が黒い方がほとんどですが、これは人間の作り出す
(メラニン)という色素によってそう見えるわけです。
メラニンはいろんな色の組み合わせで黄色〜赤、赤褐色、茶褐色、茶色、黒、青少々といった
形で髪の毛のなかに存在しています。
すべて揃っている状態が(黒い髪の毛)ということになります。
カラー剤は、2つの薬剤を配合して使用します。
これが《染料》に当たるのですが、1剤は色味と明るさを調整する薬剤で2剤は過酸化水素
(オキシドール)です。
この2つの薬剤を混ぜると1剤の色味と別に含まれるアルカリ剤とオキシドールが反応し、
《活性酸素》を作り出します。
この《活性酸素》が、アンダーティントのメラニン色素を分解し髪の毛を茶髪〜金髪へと変化
させるわけです。どれくらいの《活性酸素》を生み出すのか?これがカラーの1剤のなかに含まれる
アルカリ剤の量に比例していくわけです。
これを美容業界では各メーカーごとに定められた《レベル》(明度)として薬剤を作っています。
そして、1剤のなかにある《染料》(例えばピンクとか)は 《活性酸素》によって付加重合
(肥大化)させられて、《発色》という現象が引き起こされるのです😊
結果的には、元の髪の毛の中の《メラニン色素》に置き換わって《染めたい色(染料)》に染まり上がっていきます。
難しい話になりましたが、これがカラーの一連の化学反応の流れになっていきます。
長くなりましたが、色が染まっていくメカニズムはこういうものになります。
ここから色がどう見えていくのか?そこに光や残留ティントというものが関わってきます。
このお話はまた次の機会に書きたいと思います😊
なんとなく、カラーするときのイメージが伝わると嬉しいです💫